ソマミチの海っぺり設計担当の山本です。
宮坂さんの素晴らしい山の写真を見せていただいたので、今朝の鎌倉のオーシャンビューです。
海沿いの134号線は、ほぼ毎日バイクで走る生活道路で、ここ稲村が崎公園から腰越にかけて江ノ電と並走する気持ちの良い道路です。
出身校でもある鎌倉高校もこの海沿いだったので、この江ノ島と富士山の織りなす景色はとても馴染みがあります。
欧米系の外人旅行者が何も持たずブラブラと歩き、
台湾らしきカップルが取れ高の良さそうな写真を磯辺で撮りあい(滑りますよ)、
モルモン教(鎌倉によくいます)のお二人が自転車を止めてベンチで談笑し、
短パンのおじさんが闊歩し、
近くの幼稚園の子どもたちが無邪気に走り回り、
しまいには、なぜか寝間着姿で新聞を陽にかざして読んでいるおじさんを横目にバイクで走り抜けました。
先日の孤独のグルメで由比ヶ浜のドイツ料理店”シーキャッスル”のおばさんは30分ことに海の風景が変わるというセリフがありましたが、
それはさすがにどうかと思います。
が、毎日同じ海の風景はないとは思います。
沖には漁師さんの舟やセイルボート、サーファーも見えて
海辺の生活の営みや、生活を楽しむ姿を見ることができます。
そんな姿が松本の山でも見れたら、もっと山が身近になるのかなと思いました。
そして、下の写真でわかること、
それは昔あった浜辺がほとんどなくなってしまったこと。50年前はずっと砂浜が続いていたそうですが、自分が高校生だった30年前でも、部活の練習でここ稲村が崎まで七里ガ浜の砂浜をそれこそ7里走らされたものです。
これって日本の山が異常事態という証拠です。
主な原因はダムですが、砂が下流に流れず沿岸の消波ブロックなどにより海流も変わり、砂浜の侵食が急速に進んでいます。堆砂はダムの容量を減らして治水・利水機能を奪うだけでなく、上流では河床の上昇により洪水のリスクも高めるそうです。最近の台風では写真にも見えるように134号線の一部が破壊されました。砂浜の減少によりこうした高波のリスクも出てくるようになりました。
そして、砂浜が減ってしまうと海の生態系にも大きな影響が出てしまいます。
山、川、海 遠く離れているようですが、
すごく繋がっています。
山元から山を見るのではなく、海から山を見ると、すごく大事なことに気づかされることが本当に多いです。
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引用:鵠沼・昔砂丘の一本松 https://blog.goo.ne.jp/zosantsatoj/e/c3919011d209814caac096db1ec36cbd