• Landschaft 堀越 みどり

ご近所の木を切ってきて家をつくるプロジェクト③


Neighborwoodプロジェクト、伐採編の記事をソマミチブログでも、ご紹介します。

(下見編はこちら

伺ったのは、12月の第二日曜日。前日に雪が降ってどうなることかと思いましたが、当日は寒いけれど快晴!雪の積もった林道は、うちの2WD車(次は4WDにします…)では登りきれず、途中に乗り捨て荒山さんに同乗させていただき、なんとか現場へ到着。

最初からどうなることかと思いました…。

今日切らせてもらうのは、この方。

大正時代から生きている木を、今日切らせてもらうんだなあと。

さっそく伐採…の前に、ざっくりおさらいをしておきます。(画像はこちらからお借りしました)

最初に倒したい方向に受口(うけくち)をつくり、次に反対側の追口(おいくち)を切っていき、伐倒します。受口と追い口の間にツルという部分を残すことで、そこが蝶つがいのような役割を果たし、安全に倒すことができます。

準備する香山さん・荒山さんを見つめる二人組。

今日は、斧とノコギリで切っていきます。チェーンソーなし伐倒です。

一番左は、窓鋸(まどのこ)といって、木屑を詰まりにくくする深い溝が入っているノコギリ。斧は、小さいものは伐倒用ではないけれど、コドモ用にと用意してくださいました。

さあ、それでは、お神酒を捧げて、柏手を打って。

オット氏、第一投!

私も斧を入れます。

ここにきて、お子らがまさかの「やらない」…!

家では「きこりさんと木きるー!」「ここに(腰に)どうぐをいっぱいぶらさげて、木にのぼる!(それはイベントで見た特殊伐採ですが…)」など、かなり盛り上がっていたのですが、寒いせいか、大人の緊張感を感じ取ったのか、何だかもじもじする2人。

しかたがないので、オットと私で交代しながら斧を入れました。

コーン、コーンと木を打つ音が、いい音。

周りの山なのか、木々になのか、反響してすごく澄んだいい音がします。山に、人が入って、何かいただいてくるって、このくらいの力関係なんじゃないのかな、と思ったり。

と、そんなことを言っていますが、斧を入れる位置も定まらず。なかなか進みません。汗かいてきました。

何とか、大きさ的には大体できたところで、香山さん・荒山さんにバトンタッチ。

伐倒方向を確認しながら、私たちが切った受け口を修正してくださいます。写真で見ると、かなり斜めですね…すみません。

荒山さんが、芯を抜いているところ。つながったままだと倒れた時に割れてしまうことがあるのだそう。

そういえばチェーンソーでも、真ん中に刃をずぼっと入れてますね。

直角が測れるさしがねのような道具も(名前不明…)。

やっと近づいてきた男子、この道具が気になり、さっと手を出すも…

香山さんに取り上げられる(すみません…)。

そして、受口完成です!

切らなかった人も、「きーさんのくちだ」と木くずをパタパタ。

ひのきの香りがします。

受口のあとは、追口側を切っていきます。

その前に、ツルの部分の表面を落としておきます。これも倒れるときの割れを防ぐため。

追い口をノコギリで切りはじめ、くさびを入れていきます。

プロのお二人が手際よく進めてくださいますが、それでもチェーンソーとは比べ物にならないくらい時間がかかります。香山さんも「一年に一回くらいは、我々もチェーンソー使わずにやってみた方がいいね」とおっしゃったり。

ここでついにムスメ登場。

窓鋸の刃は軟らかくて、水平に動かさないとたわんでしまって動かせません。

切れてるのか分かりませんが…。ま、何事もやってみるのが大事ということで。

ところがこのひのきさん、重心が谷側(倒したい方向と逆)にあるようで、クサビをたくさん入れても、なかなか動いてきません。ツルぎりぎり近くまではのこぎりで切り進んだので、もうほとんど切れているはずなのに。かといって後ろに倒れるわけでもないのですね。重心の関係だと思うのですが、見ているとなんだか不思議。

安全クサビ。これはチェーンソー用で、手ノコの狭い隙間にはちょっと入れにくそう。

結局、ロープを掛けて引っ張ることになりました。

枝でつついて、ロープを上に上げる三人。

荒山さんが向こうで引っ張っています。それを見たムスメ「たおれたら、あの人あぶない。」

うわー、このくらいまで倒れてきた!…というところで!!

掛かり木になってしまいました。「掛かり木」とは、伐採している木が倒れずに隣の木などに引っ掛ってしまうこと。角度が10度くらいまでの間にひっかかると掛かり木になりやすいのだそう。ヒノキは枝も粘りがあるので、掛かりやすいのだとか(スギだともう少し折れて倒れてくる)。なかなか粘り強い木です。

枝先が動いたので、樹冠に積もっていた雪がはらはらと落ちてきました。(※木の真下にいるわけではありません)

一度ロープをゆるめて、少し引っ張る方向を変えます。

もう根元は浮いているようにしか見えないので、見ているこちらはドキドキします。

ロープが再度引っ張られ、…倒れました!! 別途動画をアップします。

倒れたー!

と、匂いをかぐ人。ちょっとどいてくれる?