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湘南発、DIY部・・・人をつくり街をつくる

更新日:2020年1月25日


DIYネタでバトンを受け取ったような感じなので・・・

今年竣工した鎌倉KIBARIの家「Bahnhaus」では、外壁や内部フローリングそして一部アクセントパネルにまで信州のカラマツを使っています。

お施主様のF氏は、木を使う社会の仕組みづくりを目指す一般社団法人ソマミチの活動を通じて信州カラマツを使った家づくりを知っていただき、KIBARIの家を採用して頂きました。竣工からひと月ほど経った頃、建築工事で残っていたシンボルツリーのプランターをどう作るか悩んでいました(遅いのですが・・・)。当初はブロックで作る予定でしたが何となく違う感じがして、保留とさせて頂いていました。そんな中、昨年お引き渡ししたお客様とカラマツを使ったDIY枕木アプローチやガーデニングでの枕木階段のことをふと思い出して、これで出来ないかなと考え始めました。信州安曇野の製材所T氏(ソマミチメンバー)に電話すると、ちょうど他物件でカラマツ枕木を大量に作る段階で、その流れで先に作ってくれることになりました。

あとは人員。改めて業者に頼むと無駄にコストがかかってしまう。

そんな時は一緒に家づくりをしたお客様が頼り。楽しい家づくりが終わってしまってムズムズしている方がたくさんいらっしゃるのです。声をかけるとお施主様含め3組のお客様がエントリー。しかも、お二組は昔の職場でのお客様。ただただ感謝です。自分の簡単なスケッチ片手にスタートした枕木のプランター作り。一応シミュレーション通りに進みま

すが、掘ってみればやれ基礎が出っ張り、やれ散水栓が邪魔、やれ排水管がなまら浅い、やれ水道メーターが変なところ・・・難題続出

でも適当にいなして納めてしまうのもDIY部のいい所。水平の取り方や道具の使い方を指南しながら奇跡的に納まりました。一発勝負にしてはいい出来です。

報酬はカレーとビール、それで十分。

自分の考える家づくりは腹八分目、自分が住むわけでないんだから建築家が何でもかんでもするものではないと思っています。後の二割はこうしてお客様の思い出作りも含めた楽しみに振り分けておくべきでしょう。不自由も楽しめる二割は、楽しさも二割増し。でもこうした楽しい時間にしっかりと入り込んでしまう山本です。

後日、飲み会で次なるDIYの獲物の話題で持ちきりになりました。今回手伝って頂いたK様邸の庭にこれ↓が欲しいらしいです・・・用途は不明・・・新たなDIY部員の増員が必要そうです。

追伸:当日たまたま家具の納品で居合わせたソマミチメンバーの家具職人 アトリエM4の前田さん。ついでに面倒なところだけを手伝ってもらいましたが、こんなに人が集まってワイワイする光景は松本ではあまり見ることができないとか。ワクワクへの探究心の強さは(人の家でもお構いなしの)湘南ならではなのかもしれません。それだけにカラマツのKIBARIの家は今後も多くの人をワクワクさせることでしょう。

クラシック一級建築士事務所 www.clachchic.casa (神奈川鎌倉市)

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