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ソマミチ法人化1年(シェアフォレスト構想の実現へ一歩ずつ)


ソマミチを応援して下さっている皆様へ

はじめまして、ソマミチ理事(兼コーチ)の古川です。

先日(11月6日)、一般社団法人となり約1年が経ち、振り返りの会議が行われました。ソマミチの認知度が徐々に広がりつつあり、新たなご縁も生まれております。改めて、ソマミチを応援していだいている皆様に、感謝とお礼、申し上げます。ありがとうございます。

私は、全国の地域材ブランド化をサポート&プロデュースをしてきて14年、47都道府県すべての林産地を巡ってきました。全国各地で、立地・規模・暖簾(ブランド)が異なることを前提に、文化・歴史・気候・土壌・交通・インフラ・乾燥機/加工機械の有無等の諸条件の違いを鑑み、その地域のあるべく姿をメンバー各位のプレーヤーと共に、10年後、100年後を模索し、想起しながら、地域の持続可能なライフスタイルを希求し続けることを目的に、ソマミチでは、メンバーのコーチ(サポ―トスタッフ)という役割をさせていただいております。

 最近、全国では、林業界がいうところの「産直・直販を目指そう!」と、水平連携・垂直連携というチームが多数増え、工務店主導型、流通主導型、メーカー主導型等と色々な主体がありますが、このソマミチは、ここが違う。松本にはが松本山雅FCありますが、それは、サッカーでいえば、ダブルボランチ(後方からチームを操る舵取り)といえる2社があり、その2社(柳沢林業の原代表・山仕事創造舎の香山代表)が、ソマミチの林業・山林管理業の要を担う、あくまでも山を中心にしたチーム構成になっています。もちろん施業、流通、加工、デザインと、一人も欠くことことのできないメンバー構成でありますが、ソマミチのコーポレートメッセージ(理念)も「ソマの道から、始める暮らし。」とあるように、ソマ(山)からすべてが始まることを軸に展開しています。

つねに、自然(じねん)のある暮らしとは何か、自然と人間の共生とは何か、ソマミチ代表の原氏の理念に共感して集まったチームですが、もっと身近な自然の賑わいとは何か、それぞれメンバーも自身の事業と向き合い、ソマミチの理念の達成に向けて、チームで日々尽力をしております。

とはいえ、市民の方々からすれば、森が好き、山が好き、木が好き、という人は多いものの、「森とどうかかわったらいいの!?」というのが実際ですよね。山林所有者や山林事業者しか山に関われないというイメージが強い。だからこそ、松本のような豊かな場所に住まう方々であっても、森へ無関心の層を作ってしまう。それは我々の責任でもあるわけです。そこで「ソマミチ」は、シェアオフィス、シェアハウスのように、多くの方が関われるような森づくり「シェアフォレスト構想」を掲げ、木材生産だけではない、森とのかかわりを一つ一つ構築していくよう、企画と実行とに邁進しております。その視野が狭くならぬよう日々、アンテナを張るメンバー。ソマミチメンバーには、神奈川は湘南地域の設計士の山本氏がおりますが、常に信州松本エリアの良さ(特徴)を別視点からいただき、湘南の海の風からの便りとして、新たなソマミチの風を頼り寄せてくれています。またメンバーの地元側の設計士宮坂氏は、現在「南相木村」にて、カラマツを利用した村営住宅を設計・施工管理に携わっており、加工側のメンバー林友ハウス工業の竹腰氏と共に、そろそろ完成も間近というところで松本を離れた別の信州の地でも活躍されています。

 さて、ソマミチ。先日(11月3日)の松本市民祭では、ご縁もあって、マウンテンバイクのシドニーオリンピック元日本代表選手であり、現在、松本市内でマウンテンバイクのショップをされている鈴木雷太氏とコラボし、メンバーのアトリエm4の前田氏が中心となって、歩行者天国のコンクリートジャングルの中で、カラマツを中心に表現をした新たな「場」を創出いたしました。バイクに乗りたい!というソマライダーは、列をなし、子供だけで100人以上の参加があり、今後は、年1度の街の中だけでなく、森の中にも常設できるような場(シェアフォレスト)を作っていこう!というソマミチ内で構想が沸いてきました。今後のソマミチの活動を、こうご期待ください。

2018年度内は、あと2回ほどイベントの企画が予定されていす。本WEB、Facebook等で情報を更新しますのでお待ちください。

なお、寒さ訪れる時期となりますが、ご自愛下さい。

ソマミチ理事 古川大輔(株式会社古川ちいきの総合研究所)


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