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【ソマミチツアー2017・前編】木と戯れる。

November 12, 2017

ソマミチツアー2017、終了しました!
山から街まで、ぐぐっと濃縮して楽しんだ2日間のレポート・前編をお届けします。

 

 

11月4日朝、松本市岡田の里山にある、ヤマト牧場に集合。
まずはストレッチなどして、スタートです!

 

 

最初は伐倒から。伐採地まで周りの木々を見ながら歩きます。

 

 

 

周辺の木々の案内役は、山仕事創造舎の香山さん。

今回は、松枯れで枯れてしまったアカマツを伐ります。

 

 

伐倒前には、お神酒を捧げます。

今回の伐倒担当は、柳沢林業の小山さん。

 

 

 

何と、ウェディングドレスも縫えるのだとか!(その周りは林業女子のみなさんです)

 

 

山の神様に、ごあいさつ。

 

 

 

 

伐倒方向を決め、その方向に正確に受け口(うけくち)をつくっていきます。

これが、受け口。

 

 

 

受け口を切ったら、見学者は安全な場所に退避。その後、反対側から追い口(おいくち)を切っていくことで、受け口側に木が倒れます。つるという、ドアの丁番のような部分を残し、安全に伐倒します。

伐倒の瞬間をGIFアニメにしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒れました!

 

 

切り口を触ってみる、参加者のみなさん。

 

 

 

年輪を数えると、80歳!

 

 

 

年輪の詰まりぐあいで、この木が生きてきたプロセスが分かります。「周りが込みあってきて生育が悪くなっていたけど、周囲が間伐されるなどして、再び成長できるようになった」「老齢になってきて生育が悪くなっていた」など、少ない手がかりで難事件を解決する探偵のようです。
こういった木の特性を把握しながら、無駄のない形で活用できるよう、長さを決めて玉切りにしていきます。

 

この木は松枯れによって枯れてしまった材。
「松枯れ」とは、マツノマダラカミキリの噛みキズからマツノザイセンチュウが侵入し、赤松を枯らしてしまう現象です。初めに木材に青変菌が侵入し、材に青模様が入ります。その後、腐朽菌という材を腐らせる菌が入り、次第に枯れていきます。木材業界では長年「アオが入った」と言われ使い物にならないとされてきましたが、青変菌が入っただけの状態では強度・安全性には問題がありません。近年、この自然由来の青模様を「ブルーステイン」と呼び、一つ一つオリジナルな模様を積極的に活かした形で、家具や床板等に利用が進められています。

 

 

伐採に関しては、こんな感想を参加者さんからいただきました。

「山に入って木を倒すところを初めて見て、衝撃を受けました。本当に命があって、それを使わせてもらっている感覚になって、

 製品化されているとあまり考えることがありませんでしたので、現場を見たときに一つの命をもらっているのだと知ることができました。」

 

 

 

この日は、小雨がぱらつくお天気でした。

 

 

 

お天気だと松本平が見渡せるのですが、こんなしっとりした日もまたいいですね。

素敵な秋の一日です。

 

 

 

 

さあ、伐採したら次は…

 

 

 

そう、搬出しなければなりません。(※今回伐採した木と搬出した木は別の木です)

まず、人力で搬出を試みます。

 

 

8名で何とか1m弱ほど動きましたが、断念。

 

 

ヤマトに登場いただきましょう!

 

 

重量物を引く「ばんえい競馬」の輓馬(ばんば)だったヤマト。輓馬は普通の馬のサイズよりゆうに一回りは大きくて、今回最年少参加者・2歳のMちゃんは最初「…うし?」と言っていました(笑)。
ヤマトは、ばんえい競馬を引退後、林業の世界で第二の人生(馬生)を送っています。やっぱり育ちは隠せないのか、馬具をつけると、気合いが入るのだとか。

ちょっと横道にそれますが、これは別の日にくつろいで草をはむヤマト。

 

 

確かに、気合いが入ったヤマトとは、目元が違いますね。

もう一枚寄り道。ばんえい競馬の頃のヤマトの写真が、馬房に飾ってありました。

 

 

かっこいいなあ!

さあ、馬搬に戻りましょう。
柳沢林業の馬飼さん…じゃなくて犬飼さんの「GO,ヤマト、GO!」の声で、ヤマト出発!

 

 

人間8人で引いてもほとんど動かなかった材を、ぐいぐい引っ張っていくヤマト。

 

 

「一馬力」のパワーを目の前にすると、圧倒されます。

 

 

と思ったら、ゴール間近で立ち止まるヤマト。どうした?

 

 

あ、道草食ってる!

 

 

自分で燃料も補給するなんて!みんなつい笑っていました。
山にいる馬。馬がいる山。今の林業は重機がなくてはならないものになっていますが、ミクロの視点で見れば、違った解決方法だってあるのだと思います。

搬出したのは、先日の台風で倒れてしまったカラマツ。倒れた衝撃で、ヤニが出ています。

 

 

明日、田中製材さんで製材しますよ!

 

さあ、戻ってお昼にしましょうー!

 

 

 

 

 

今日のソマメシは、ヤマト牧場の地元・岡田のおかあさんがつくっているお弁当と、
ソマミチ代表で猟師の原薫さんがどこかから調達してきたいのしし入りのしし鍋です。

冷えた体に、たき火があったかい。

 

 

食後には、自己紹介タイム。

 

 

 

ちょっと小道具を用意して、みなさんの意外な一面を知る自己紹介をしました。

 

 

ユーチューバー志望の小5男子や、今日お誕生日の方、井戸を掘る方も。
木や建築に関わる方だけでなく、教育関係の方たちも複数ご参加くださいました。
木や山の活用を、多面的に考えられるつながりが生まれていきそうで、楽しみですね。

さあ、午後の部開始!

 

 

午後は、グリーンウッドワークに挑戦です。

 

 

 

グリーンウッドワークとは、森から伐採したばかりの生木を使ってつくる木工。大きな機械は使わず、主に人力で割ったり削ったりして小物や家具をつくります。現代では、木材は乾燥させてから加工するのが一般的ですが、昔は切ってそのまま利用していました。旅をしながらその土地の木を切って木工をする職人さんもいたんだとか。

 

 

削り馬(シェービングホース)という道具に木を固定して、銑 ( せん、 ドローナイフ)という、両手に持ち手のついた刃物で削っていきます。

 

 

これが、単純なようでいて、ハマるんですよ。

ソマミチメンバー、家具作家・指物師のアトリエm4前田さんも。

 

 

 

太い木は、万力(まんりき)という道具で、割ります。

 

 

「クリは割りやすいね、サクラは固い!」
「生木なら割れるけれど、乾燥した木はなかなか割れないんだね」
頭でなく、体で理解したそんな知識で、木との距離が近づいていくようです。

 

 

穴を開けるのも、手回しドリルで。

 

 

 

インパクトドライバーなら簡単ですが、手回しドリルだと、体重の掛け方などにコツが必要だったりします。

参加者さんのお言葉によれば「原始的(原点的)な加工方法で木に触れることで、木について言葉にならないものを感じることが出来た。」

 

 

その昔、木と人は、近しい関係だったのだと思います。
それを、また新しい形で取り戻していけるといいですね。

雨が強くなってきて、細部までつくり込めませんでしたが、とりあえず今日のところはこんな形に。

 

 

左前のTさんによる脚が、色っぽいと評判でした(笑)。

ヤキイモたべるー!

 

 

 

残念ながらこの後雨風ともに強くなってしまい、
マシュマロを焼くのもそこそこに、宿に移動することになりました。

 

今回お世話になったのは、崖の湯温泉 薬師平茜宿さん。

 

 

絶景のお風呂はもちろんのこと、移築された古民家など、見所たくさんです。

どうでもいいですが、ソマミチ代表・原さんと私たちの部屋は、室名がなんと「唐松」。

 

 

夕食です!

 

 

交流会のみご参加くださった方々の、自己紹介なども。

 

 

場所を移して、さらに話は続きます。

 

 

ソマミチ代表・柳沢林業の原薫社長より、一般社団法人化するソマミチの理念についてお話を。

 

 

山や木の話だけでなく、生き方のような話にもなったり。

 

 

 

新潟から移築されたという古民家の材はケヤキだアカマツだといいながら、夜は更けていくのでした。

二日目は後編に続きます!

 

 

 

 

 

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