SOMAMICHI WINTER TOUR 2019.3.2 樹齢98年のカラマツに会う旅。終了しました!
向かったのは、大町市にある荒山林業さんの100年の森。春の芽吹きを前に、雪に包まれた信州の森をスノーシューで歩き、森のプロの解説を聞きながら百年の時を感じる-----そんな一日です。
案内役は、山仕事創造舎の香山由人さん。
香山さんの説明は、林業にとどまらず、動物から地質まで多岐に渡り、何億年の悠久の時を感じます。例えば、この白い地層は、溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)。約2百万年前の爺ヶ岳の噴火の火砕流の地層なのだとか。
荒山林業8代目を継がれた荒山雄大さんには、先日伐った樹齢115年の天然カラマツの説明をしていただきました。これだけの山の将来を託されるというのはプレッシャーもあると思いますが、奥様のAさんと、自然体の「テンサイ」林業を形にしていってくださるはず。
最年少参加者Eちゃんは、スノーシューより和かんじきがお気に入り。面積が大きいスノーシューより歩きやすく、ルンルンの足取りです。
晴天の一日、立ち止まりつつ、まわりを楽しみながら進むこと1時間弱。100年カラマツの森に到着しました!
寒冷なこの土地では、100年たってもこんなにスレンダー。その分、木目がみっちり詰まっています。
その他の広葉樹なども観察して、カエデからとれるメープルシロップの話でなんかで盛り上がっていると、すぐ時間がたってしまいます。
そろそろ、おなかも空いてきました。
お昼は、大町市の仕出し惣菜はつ花さんのお弁当と、松本からえっちらおっちら運んだ豚汁。
手の込んだお惣菜はどれもおいしく、焚き火で暖めたお汁もうれしい。 ボリュームのあるお弁当で満腹になったのに、最近定番になりつつあるオヤツ「サモア」につい手を伸ばしてしまうみなさま。
マシュマロを焼いて、チョコと一緒にグラハムクラッカーにはさみます。ジャンクなんですが、森×焚き火×甘いもの…の魔力で、子供だけでなく大人にも大人気です。(ひとつ食べるとgive me 'some more'(もうひとつ)と言ってしまうからサモアというらしい)
最後に、鹿島槍ヶ岳と爺が岳が望めるビュースポットで記念撮影!
こじんまりとしたツアーでしたが、なんだかあたたかな雰囲気で、あんな夢こんな夢いっぱいあるよね!と笑いの耐えない楽しい一日でした。
さてさて、今日はこれから松本に戻り、浅間温泉のこんなレトロな温泉宿で、ソマミチ会員さんたちとオフ会(?)ですー!
年度末でお忙しいところご参加くださった会員のみなさま、ありがとうございました。行きたいけど行けない!というお声もあり、来年は開催時期をもう少し検討しますね、すみません。
いい写真を取り忘れましたが、まずは2018年度の活動報告を。
スライドショーを見ながら、あーあのイベント楽しかった!これもおいしかった!と言っていただけて、感無量。 もちろん、もっとこんなことを形にしたいね、というコメントもたくさんいただきました。もっと町の人たちにもっと森に入っていただけないか、リノベ、ツアー、地元の木が買えるところ…。そのほかにも、会員さんのケイリンな過去やら、カラマツの合唱曲やら、世界における日本の位置づけなどを話しながら、夜はふけてゆくのでした。
社団法人化1年と3ヶ月、まだまだソマミチだからこそできることの5%くらいしか形にできてないかもしれませんが、こうやって共に歩んでくださる会員さんとともに、ソマミチもあれこれぶつかりながら前進していきたいと、思いを新たにしました。
2019年度も、ソマミチをよろしくお願いいたします!