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ソマミチツアー2016 #4


全4回のソマミチツアー2016も、いよいよ最終回。 全部で4回のツアーを企画した、ソマミチツアー2016。その最終回は真冬の林業地を訪ねました。

ソマミチツアー2016では1回目は松本近郊の林業地へ、

2回目はカラマツ材の外壁を作る工場へ、

3回目はカラマツ材を使った住宅の事例へとツアーを重ね、

木を育てる、木を加工する、木を使う、という3つのステージをカラマツ材の動きを追うように

ご覧いただいてきました。

そして最終回の4回目では、真冬の山林をご案内しました。

スノーシューで雪の林地を巡り、この森と人との時間を感じる。 場所は安曇野の北に位置する大町の荒山林業さんの広大な敷地。

普段はなかなか立ち入れない場所までスノーシューで歩きます。

この山林を愛し熟知する林業家、香山さんから様々な解説を受けると、

この山がどのように「計画され、運営されてきたか」を知ることができるのです。

ツアーでの時間が経つにつれて、一見自然に溢れた雑木林が実は

「林業家と共に歩んできた森」だったという事にきっと驚かれるのではないかと思います

(2年前の冬に経験した私がまさにその体験をしました!)。

10月の大風で倒れてしまったカラマツの古木。 今回のツアーでは計画の当初から、樹齢95年のカラマツをご覧いただきたいと考えていました。

しかし、2016年の10月の大風でそのうちの数本が倒れたり、折れてしまっています。

これは人の力の及ばない自然の力。

林業とは、その自然の力と寄り添い、寄り添い続ける仕事です。

荒山さんやご関係の方が大切に育ててきたこのカラマツの古木を見ながら

木と人の「95年」という時間に想いを寄せて、

木の事、木を育てる事、木を使う事について、考えるツアーとなりました。


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