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原 薫

岐阜県立森林文化アカデミーでヤマト活躍の様子を大武さんが語ってくださいました

更新日:2020年8月20日

【morinos試行プログラム】働く馬と共に過ごした2日間

森林総合教育センター(愛称:morinos)の試行プログラムとして、馬と一緒に木を伐りだし、森のオブジェを作る体験を2月23日(日・祝)~24日(月・振替)の連続2日の日程で行いました。 今回の参加者は、地元美濃市や岐阜県内だけでなく、愛知県からの参加者も合わせて親子を含む7組・14名でした。皆さん、馬に会えることを楽しみに参加したとのこと。

最初は今回の講師である、柳沢林業の皆さんを紹介しました。 松本市で林業を営む「やなりん」こと柳沢林業は、馬を飼って馬搬や馬耕にも取り組んでいるユニークな林業会社です。社長の原さんより今回の主役の1人(1頭)である、馬のヤマトについても紹介してもらいました。


ヤマトは元ばんえい競馬に出ていた大型の馬ですが、とてもおとなしく、人懐っこい性格で、あっという間に人気者に。



1日目の目標は、オブジェで使うヒノキをアカデミー演習林から伐採して運び出すこと。早速、柳沢林業のスタッフが現場に入り、決めた方向に倒れるようワイヤーを張って準備を行います。



その間、参加者はヤマトが歩きやすいよう、作業道の小石を拾い整備を手伝いました。そして伐採。大きな音と共にヒノキが倒れると、空にはぽっかりと青空が見えるようになりました。



早速伐ったヒノキの匂いを嗅いでみると、いい香りが。

細い枝や先端部分は参加者自らノコギリで切って運びやすくしました。



そしていよいよ森の外へ伐った木を運び出します。 最初は子どもたちだけで引っ張ってみましたが、ビクともせず、大人も入ってやっと少し動かすことができました。



ところがヤマトが曳くと、あっという間に運びだしてしまいました。 参加者からは「おー」「すごーい」という歓声が上がり、ヤマトも「ようやく仕事ができた」とばかりに意気揚々といった感じでした。



その後、働いたご褒美ということで、好物のリンゴやニンジンをあげて労をねぎらいました。おやつの後は、もうひと仕事?ということで、子どもたちを乗せてテクニカルセンター前の広場を1周。子どもだけでなく、大人も大喜びでした。


2日目は、前日伐採して運び出したヒノキを使って、森の中に飾るオブジェを作りました。ナバさんから「森の中にいそうな生き物」というお題が出され、例えばというイメージが紹介されると、早速それぞれ作業を開始。



親子それぞれ別に、または一緒に作ったりと様々ですが、皆さん夢中で作品作りに没頭していました。苦労の末出来上がった作品は、リスや馬といったものから、森の妖精?まで様々でした。





午後は、ヒノキで作ったバナナボート型の橇に乗ってヤマトに曳いてもらい、みんなでヤマトの力を体感しました。



最後にそれぞれの作品発表をして、馬と共に過ごした2日間をふりかえりました。 ここで終わりと思ったら、サプライズが。講師の原さんの知り合いのバイオリニスト・大久保貴寛さんが見学に来られ、バイオリンの即席演奏会が行われました。 先日の星空ピアノと同様、森の中での音楽演奏、とても馴染んで心地よかったです。



うま森プロジェクト第2弾と銘打って行った今回の体験。 改めて人と人、人と自然をつなぐ馬の不思議な力を実感することができました。アカデミーの風景の中に馬がいることが、とても自然に感じられたので、またきっと馬を見ることができるでしょう。

報告者:ホールアース自然学校ウォーリー(大武圭介)



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