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プレイパークというのをご存知でしょうか? 日本では40年ほど前に東京世田谷に作られたのが最初とのこと。自身の子どもの遊ぶ環境に疑問を抱いたあるご夫婦が、欧州の冒険遊び場に感銘を受けて作られたそうです。
このプレイパーク、普通の公園とどう違うのかというと、基本的には何の制約もなく、子どもたちが過ごしたいように、やりたいことができる場所です。
子どもたちが想像力を発揮し、あらゆる工夫をしながら「自ら遊びを作り出す」ことができる場所。どんどん開発が進んだ都会にて、子どもの遊ぶ場がなくなっていったことから始まった取り組みですが、今、自然豊かなこの松本においても、子どもが置かれている状況はあまり変わらないのではないでしょうか。
例えば多くの市民が子どもを連れて遊びに行くアルプス公園。自然は豊かですが、都市公園法に則った利用をしないといけないために、草木の採取も基本的には禁止され、遊具はありますが、あくまで大人の発想から作られたもの。つまり子どもにとっては「与えられた遊び」です。子どもの想像力から「自ら遊びを作り出す」のは難しそうですね。
ここ数年、不登校の話題を耳にすることが増えていますが、私は当初、子どもたちの側に問題があるのかと考えていました。ところが学校教育の現場に触れる機会をいただくにつれて、どうやら教育体制側に存在する問題に対して、不登校の子どもたちは行動で訴えているのではないかと思うようになりました。「ひとつの型にはめないで。」と。
「生きる力を育む教育」の大切さが見直されはじめていますが、私は幼少期に自然の中で思い切り自由に心身を解放することが大事だと感じています。自発的衝動を思いのままに表現することで、純真無垢な子供の感性を最大限引き出して、本来持って生まれた無限の可能性を発揮できるようになると思うからです。それこそが「生きる力」の源泉だと思うのです。
少々小難しく書いてしまいましたが、「とにかく子供たちが思い切り遊べる場所を作り
たい!」と思ってます。幸い、私たちがお借りしているヤマト牧場には、プレイパークに
できる条件が揃っています。遊びが得意な大人たちもいれば、子どもが大好きな優しい馬も、お茶目なヤギもいます。これまでも様々な形で子供たちに遊ぶ機会を提供してきましたが、もっと気軽に、来たいと思ったときにいつでもふらりと来られる場所にしていきたいと思います。
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