• atelier m4 前田大作

コロナチェンジ




「コロナの影響で飲食店の前の歩道が使えるようになるから、ベンチを作って欲しい。」と依頼を受けデザインした組立式ベンチが、町の人たちの手によって仕上げられもうすぐ松本の町に並びます。


依頼をくださったのは松本城に隣接する町会、大名町の三の丸倶楽部のみなさん。木材加工は安曇野市の林友ハウス工業さん、鉄材加工は松本市の丸谷工業さん。仕上げは7月23日に町内会の、特にお子さんたちがたくさん参加してくれて賑やかに行われました。


サンドペーパーで手触りをよくして、クライデツァイトのオイルを塗って、拭き取って最後に焼印を押す。お子さんが楽しく作業をしてくれているのを眺めがならとても楽しい仕事ができたなと嬉しく思っていました。


使った木材はもちろん地域の木材。特に松枯れ被害を受けた赤松を中心に、林友ハウス工業さんの地域木材を使った2x4材の”規格外”材から反りや欠損などで製品サイズにならなかったものを有効に使っています。ちなみにベンチの130cmは、4Mの丸太から3本取れる長さ。


フレームは工具レスで木材に組み合わせられるので分解組み立ては簡単。一人であっという間にベンチにできるので家の中からウッドデッキへ、キャンプ場へも連れて行ってもらえるかもしれません。


生活がガラリと変わる転換期。良い方向に変えられるところはこの機をチャンスにできれば良いと思う。店舗前の歩道が使えるなんて素敵。松本城へつながる大通りに人がコーヒーを飲んだりする場作りができれば素敵。それが町の人の手によって、近隣の山からでた木材によってできているのも素敵。コロナによって大変なことがたくさんおきている中で、クリエイト側では少しでも良いアクションができるようになっていかなければこれからのデザインができないと感じています。




現地調査の日。この素晴らしいロケーションが「店舗内の密接を避けるために」使えるようになる(国土交通省の緩和策、11月まで)。ぜひ良い場所づくりをしなければならない。



構造やサイズを検討。アイアンのフレームは丸谷工業さん。工具なしで簡単に組み立てられること、安価にできることが最優先。カッコイイのは大前提。


2x4材の規格外品を使うことで協力してくださった林友ハウス工業さん。アーデモコーデモナイが工場の大切なひと時。



町の子供達と一緒に作りたいと、4連休初日にワークショップ形式で仕上げ作業。16台のベンチがあっという間に出来上がりました。近所の山の木でこんなベンチができるんだっていうことが伝わっていけばオジサンは本望。


山の木が人の手によって町まで出てくる。



この後は町のロゴが押されて完成です。






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